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長期優良住宅の解説とメリット・デメリット・注意点

長期優良住宅のデメリットと注意点(1)

 長期優良住宅にする場合のデメリットを見ていきましょう。

○申請に時間がかかる
「長期優良住宅の認定を受けるには」で記載したような手続きが必要であるため、長期優良住宅としない場合に比べて所要日数がかかります。設計・打ち合わせ、申請期間にもよりますが、数週間から1ケ月以上の期間が余分にかかることがあります。

○申請にコストがかかる
長期優良住宅の認定を受けるために費用がかかりますが、これは諸条件によりばらつきがあります。まず、行政へ支払う認定手数料が数千円〜数万円かかります。この金額は、行政によっても異なりますし、進め方によっても異なります。進め方とは、事前に住宅性能評価機関の技術的審査をするかどうかの違いです。

 事前に住宅性能評価機関の技術的審査をする場合には、行政への認定手数料は数千円で済みますが、住宅性能評価機関への代金が5万円前後(諸条件による)かかります。

 結局のところ、どちらの進め方であってもここまでで5〜6万円前後の費用がかかると考えてください(一戸建て住宅の場合)。

 さらに、ハウスメーカーや工務店、設計事務所が手間賃(作業料)を上乗せすることが多いですが、これは建物プランや会社によって金額に開きがあり、数万〜数十万円になります。

○ハウスメーカー・工務店等の折衝の手間
 長期優良住宅に対して積極的で、且つ手続きにも慣れているハウスメーカーや工務店で住宅を新築するのであれば、この点も心配は不要です。ただ、ハウスメーカー等には、長期優良住宅について詳しくない会社や担当者も多く、非積極的な対応をとることも非常に多いです。

 そういった会社に対して長期優良住宅を建築する交渉をして、疲れてしまったという方からお話を伺うことは少なくありません。

 また、仕様だけ長期優良住宅の基準にあわせておいて、申請しない(認定をとらない)でおこうと提案される会社や担当者もいらっしゃるようです。これについては、コスト負担の問題、所要日数の問題なども含めて総合的に判断するようにしてください。

○建築コスト増
 長期優良住宅の基準に合わせることで建築コストが高くなることもデメリットと言えます。しかし、仕様をよくすれば建築コストが上がるのは当然のことですし、その分、良い家が建つわけですから単純にデメリットと考えることでもないでしょう。

 ただ、よく「長期優良住宅にすれば、建築費が2割アップする」などと言われますが、これは少しおかしな話です。何と比べて2割アップなのでしょうか。建物の仕様は会社によって異なりますし、同じ会社でも様々な仕様で建築することがあります。水準の低い住宅と比べて2割アップと言っているように思えてなりません。

 長期優良住宅の認定基準のなかには、今の時代の新築住宅としては当たり前のことも多く含まれており、何も長期優良住宅にしなくともクリアしている項目がいくつもあるという住宅は多いです。そのような住宅の場合は、建築コストはそれほどあがりません。

 もし、ハウスメーカーや工務店から、建築費の大幅な値上げを求められた場合には、元の仕様レベルの低さか、長期優良住宅の理解と手続きを面倒がっている可能性を疑い、注意した方が良いでしょう。もちろん、仕様レベルを下げて建築費を抑えていることを理解して進めているのであれば、個々の考え方や事情次第ですから構いません。

○完成後のランニングコスト増
 不透明なデメリットとして挙げられるのが、完成後のランニングコストです。少なくとも10年ごとに点検しなければならないことなどがあります。これにいくらぐらいのコストがかかるかははっきりしません。

 最後に、長期優良住宅の注意点(長期優良住宅と建物の施工品質は無関係)について取り上げます。よく勘違いされている方がいらっしゃいますので注意しておくべき点です。





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