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新築住宅・リフォーム工事の見積りの基礎と注意点

見積書で工事請負代金の支払い時期をチェック

 新築工事でもリフォーム工事でも工事請負代金の支払い時期は重要なチェックポイントです。支払い時期や支払い方によって、施主(=注文者)が大きなリスクを負い、実際にハウスメーカーやリフォーム業者との折衝で大変な苦労をすることもあるのです。

見積書で工事請負代金の支払い時期をチェック

 工事請負代金の支払い時期については、ハウスメーカーや工務店等から見積書を提示してもらったときに確認することにしましょう。見積書に支払い時期が明記されていないときには、別紙でも構いませんので書面で明らかにして頂くと安心です。

工事請負代金の支払いが契約時と完成後にわけられているか

 一般的には、工事請負契約を締結するときに代金の一部を支払い、完成後に残りの金額を支払うことになります。契約時と完成後で分けて支払うのですね。しかし、なかには契約時に代金全額の支払いを求められることがあります。

 契約時に全額を一括で支払う、つまり全額を前払いするということは、一般的に想定される住宅の新築やリフォームではありえないことです。支払ってしまった後に、「なかなか工事が始まらない」「工事の施工品質が悪い(工事が雑だ)」「営業マンから折り返しの電話もない」などといった問題に直面し、不安そうに相談される人の話を何度か伺ったことがあります。

 工事代金の全額を契約時に支払うよう求めるような工務店などは信用できないため、別の業者に依頼することを検討すべきです。

下請け業者へ前払いする工務店がある

 工事請負契約時に全額の支払い、もしくは請負代金のうちの多くの割合(例えば、請負代金の50%)の支払いを求める工務店のなかには、工事代金を下請け業者に対して前払いしようとしていることがあります。

 一般的には、下請け業者は工事を完了してから元請け業者から工事代金を受領するものですが、下請けから信用のない元請け業者である場合には、前払いしないと動いてもらえないということがあるのです。つまり、元請け委業者は下請け業者に前払いせざるをえないため、施主から前払いしてもらおうと考えたのです。

 驚く話ですが、実際にこういった事例はあります。それまでに下請け業者への支払いが遅延するなどの問題があったと想像され、会社の経済状況が強く心配されます。もちろん、下請け業者からそれだけ信用のない工務店に大事な住宅の工事を任せるべきではありませんから、別の工務店などを探した方がよいでしょう。

工事請負契約時の手付金は少ない方がよい

工事請負契約時の手付金は少ない方がよい

 住宅の新築工事やリフォーム工事の請負契約を締結する際に支払う手付金ですが、その金額は取引によって異なります。あまり大きな金銭を支払ってしまった場合に、その会社の倒産リスクが気になりますし、工事や人的な対応に問題があって工事中止するときなどに、大きな手付金は施主にとって負担となってしまいます。

 工事請負代金の10%程度を1つの目安として、ハウスメーカー等と交渉しましょう。見積書を提示してもらうときには、手付金の額についても相談しておくとよいでしょう。

中間金の支払いの有無

 新築やリフォームにおいては、工事の途中で施主が中間金を支払わねばならないことがあります。工事の出来高に応じて支払うものですが、全ての取引に応じて生じるものではありません。工務店等によっては中間金を求めず、手付金以外は完成後に全てを精算することも多いです。

 施主の立場としては、手付金を低めに抑えておき、かつ中間金の支払いを無として、残代金を工事完了後に支払うことが安心ですから、まずはその支払い時期で工務店等と交渉するとよいでしょう。どうしても中間金を求められる場合には、工事の出来高に応じた支払いとなるように意識するとよいでしょう。

 なお、工事の規模・期間によっては、中間金が1度とは限らず、2度、3度と生じることもあります。新築工事であれば、基礎工事を終えた段階で1度目の中間金、上棟したところで2度目の中間金というように、支払時期を細かく設定するということです。

 あくまで、前述のように中間金を無くして完成後に支払う方が施主には良いので、このことを考えながら交渉してください。中間金の支払い有無や時期、金額についても、見積書を提示してもらうときに確認しておくとよいでしょう。

工事完了後の残金支払いは完成検査後に

 全ての工事が完了して建物が完成すれば、残代金の全てを支払うこととなります。登記費用などの諸費用の支払いと一緒に精算することが多いです。この残代金の支払い時期も大事なチェックポイントですから注意しましょう。

 工事の完了後に支払うわけですが、工務店等の建築業者が工事完了を主張したときとせずに、工事完了後に行う施主による完成検査とその完成検査で指摘した事項の補修完了後に支払うようにしてください。残代金の全てを支払ってしまった後に、未了の工事(補修工事を含む)があると工事の進行が遅れたり、対応がよくなくなったりすることがあります。

 ここで、代金を支払ってしまったからといって、そんなに態度が変わるわけがないと思われる人もいると思いますが、この問題は今までに何度も相談を受けており、よくあるトラブルなのです。必ず、施主による完成検査と補修工事後の確認を行ってから支払うようにしましょう。





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