基礎配筋工事のチェックポイントは多数ありますが、基本は設計図書と一致しているかどうかの確認です。現地で設計図書と1つずつ照合していく地道ですが、重要な検査を行う必要があります。
ただ、設計図書に記載されていないものの、チェック(検査)しておくべき大事なポイントもあります。
チェックポイントは、設計図書通りの位置、ピッチ(鉄筋と鉄筋の間隔)であるか、使用されている鉄筋の径(直径)が設計図書通りであるか、といった点です。
底盤(スラブ)の配筋は200mm間隔で行われることが多いですが、仕様は設計図書で確認しましょう。これはメジャーをあてて計測することになりますが、鉄筋の間隔(ピッチ)が部分的にずれていることもあるので、できるだけ多くのポイントで計測するようにしましょう。立上りの鉄筋も間隔(ピッチ)を確認しなければなりません。
また、ゆがみがないかもしっかり確認しましょう。これは、目視で確認していくと良いでしょう。立上り部分の横筋(水平方向)が垂れていた事例もあります。
< チェックポイント >
- 配筋の形状
- 鉄筋の径
- 配筋の配置
- 配筋のレベル
- 配筋のピッチ