今まで本当に多くの方の住宅購入相談にのってきました。そして、同時に後悔の声や失敗談を伺うこともたくさんあります。
その失敗・後悔のお話のなかで、本当に本当によく聞くセリフがあります。
「良い人だと思っていたのに、、、」
これは担当の営業マンなどに向けられたセリフです。今までに何百回、聞いたのかわかりません、、、
上記のセリフの裏にも以下の2つのパターンがあります。
- 本当は良い人ではなかった
- 人は良いが無知・無能だった
この2つです。
本当は良い人ではなかった
1つめの「本当は良い人ではなかった」ケースでは、問題が生じた後の対応でわかります。例えば、「急に連絡が取り辛くなった」「電話の折り返しがない(遅い)」「メールの返信がない(遅い)」「歯切れが悪くなった」「態度が悪くなった」「話し方が変わった」などです。
つまり、行為にしっかり表れるのですね。簡単にいうと、売るために良い人を演じていたわけです。ちなみに、普段は良い人でも問題が生じたときに限って上記の行為を取る人もいます(問題が発覚しない又は問題が生じないこともあるので、その時は人柄に気付かない)。
人は良いが無知・無能だった
2つ目の「人は良いが無知・無能だった」ケースでは、問題が生じた後も何とかしっかり対応しようという姿勢は見せてくれます。問題自体もいけないのですが、解決に向けて努力してもらうことは本当に大事なことです。
しかし、努力してもらっても前に進まない、解決しないようであれば、結局、住宅購入者にとっては良い人ではありません。その問題や被害の程度にもよりますが、なかなか許容できないこともあります。
無知・無能により住宅購入者がベストまたはベターな選択をできないなら、やはりその担当者はダメだと考えるべきでしょう。
この点は「不動産会社が不動産のプロとは限らない」「建築会社が建築のプロとは限らない」とも関係していることです。
「良い人だと思っていたのに、、、」と言わなくて良いように、何でも営業マン任せにしないことですね。