建売住宅は、もともと完成した物件を現地で見学したうえで購入するので、ここでお話しすることは一般の方でも簡単にチェックできます。いや、チェックする意識がなくとも気づくのではないでしょうか。
しかし、契約してから建築する建売住宅も多いので、その場合には気をつけておかないと気づかないことになります。
窓の位置
隣の住宅などとの距離が十分にあればよいのですが、都心の住宅ではなかなかそうもいきません。そこで問題となることの1つが、窓の位置です。位置によっては隣の住宅などと互いに室内が見えてしまいますので、プライバシーが守られません。
そこで、通常は住宅の計画段階で窓の位置が目の前にならないように位置をずらすなどの工夫をするものですが、なかにはそれが出来ていないことがあります。
建物が完成していないと、それを図面で判断しなければなりません。隣が既に建っている建物であれば、図面と現地確認で場所を確認することになりますし、隣も完成前であれば互いの図面で確認しなければなりません。窓の微妙な位置関係は、図面だけでイメージしにくいため、注意してください。
目隠しを付けるべきか
不動産会社の営業担当者によっては、「目隠しをつけるので大丈夫ですよ」と仰る方もいます。
確かに、それでプライバシーはある程度、守られることになります。
しかし、窓を設置する目的の1つは採光です。目隠しをつければ、その分、採光の面でマイナスになってしまいますね(採光がなくなるわけではありません)。もちろん、窓から外の様子を見れた方が良いという基本的な問題もありますので、やはり窓の位置は隣地も含めてチェックしておきたいものです。