焦って契約すると後悔することに。新築住宅のオプション工事の3つの注意!

どうもこんにちは、ザク男爵でございます。

 

新築住宅(とくに建売住宅)ではオプションをつけることがほとんどで、オプションをめぐって後悔する方が多くいます。

 

「安い物件だと思ったのに、オプションをつけたら高くなってしまった。」

「あれもこれもオプションつけたのに、結局一度も使わなかった。」

 

せっかくのマイホームなのに、オプションで失敗したらもったいないですよね。

ですので新築住宅を購入するときは、家本体の価格だけでなく、

 

・オプションの価格がいくらか?

・希望のオプションに対応してもらえるか?

・ほかの業者でオプションはつけられないか?

 

までしっかり確認するのが大切です。

 

この記事では、新築住宅のオプションで注意すべきことについて解説させて頂きます。

契約したあとにオプションの罠に気がついても遅いですからね。どうぞ最後までお読みくださいませ。

 

新築住宅で注意すべきオプションの3つのトラブル。

新築住宅を購入するときは、オプションに注意しなくてはいけません。

「たかがオプションでしょ?」

と思っていると、予想外の出費に予算オーバーして、重い住宅ローンを背負ってしまいますよ。

 

1・本体を安くして、その分オプションを増やすことがある。

「この物件、安い!お得だ!」

 

と思っても、すぐに契約してはいけません。

なぜならその物件は、本体を安くしているかわりに、必要な設備をすべてオプション扱いにしている可能性があるからです。

入居して最低限必要な設備として、

 

・カーテンレール

・網戸

・照明

・テレビアンテナ

・洗濯物干し金具

 

などがあります。

しかしお得を売りにする新築住宅にかぎって、このような必要最低限のオプションすらついていないことが多いのです。

 

窓枠にカーテンレールがなければ、カーテンが取りつけられません。外から丸見えですし、太陽の日差しに照らされて、室内はとても暑くなります。

網戸がなければ窓をあけたら虫が入ってくるので、窓が開けられません。換気もできないので、室内の空気はもんもんとこもった状態に。

こんな状態、いくら新築住宅でも、とても住める状態ではないですよね?

 

人が住める状態にするため必要なオプションをつけると、結局ほかの物件と変わらない価格になっているケースがございます。

安さに魅力を感じてその物件を選んだはずなのに、これでは意味がないと思いませんか?

新築住宅を選ぶときは、「その価格にどのオプションが含まれているのか?」、しっかりチェックしましょう。

食洗器

2・オプション工事費が相場より高い場合がある。

新築住宅のオプションでありがちなのが、「そもそもオプション工事が、相場よりも割高である」という問題です。

必要最低限のオプションがついてない上にオプション工事が割高なので、「オプションをつけたらほかの物件よりも高くなってしまった」、という悲しい結末になることも。

 

新築住宅のオプション工事は、普段あまり目にすることがないので相場感が分かりません。

そのためハウスメーカー・不動産会社から言われた金額で契約しがちです。

たとえば新築住宅のオプション工事の費用として、

 

・網戸:10万円~(家一軒分で)

・カーテンレール:5~6万円(家一軒分で)

・テレビアンテナ:5万円~

 

などの費用がかかります。(価格はハウスメーカーによって変わります。)

しかしリフォーム会社・ホームセンターなどに依頼した場合、ハウスメーカーの価格より2~3割安くできるケースもあります。

住宅購入のときは大きな金額に金銭感覚がマヒしてしまい、数万円・数十万円の価格差を「それぐらい小さい金額だ」と錯覚しがちです。

ですが日常生活では1万円の差でも、すごく大きいと感じますよね?

つまりは、そういうことなのですよ。

「3,000万円の買い物で10万円安くなった!」というと小さく聞こえますが、「10万円、自由に使っていいよ!」というと大きな金額に聞こえます。

入居して落ち着いた頃に、オプション工事で割高で払ったことを後悔しがちです。ご注意くださいませ。

網戸

3・オプション工事を依頼しても、対応してもらえないことがある。

新築住宅のオプションで注意したいのは、依頼しようと思っても担当者が対応してくれないことです。

入居してすぐに快適な生活がしたいから、割高と思いつつもオプション工事を依頼しているのに、ハウスメーカー・不動産会社の担当者が取り合ってくれないことがあります。

「営業マンなのに営業しないのはなぜ?」と、不思議に思いますよね?

担当者が取り合ってくれない原因は、4つあります。

 

1・契約する前は「お客さま」。でも契約した後は「ご契約者さま」に変わる。お客さまは逃げるけど、ご契約者さまは逃げないから。

2・家の金額に比べてオプションの金額は少なく、その上手間もかかるから。

3・オプション工事は個人の成績(給料)に反映されないことが多いから。

4・不動産会社(仲介業者)にとって、利益の出ない作業だから。

 

「利益が出ない・給料にならない仕事だから、丁寧に対応してくれない」、というのが主な原因です。

こちらは一生に一度の大きな買い物をしているのに、それはないだろと思う雑な対応ですよね。

お怒りになる気持ちも分かりますが、ヒートアップしてもなにも解決しません。

まずは必要なオプション工事について早めに打診するなど、時間に余裕をもって行動することをおすすめします。

 

新築住宅のオプションで後悔しないために。

せっかくいい新築住宅に出会えても、オプション工事で失敗してはもったいないですよね。

後悔しない新築住宅を買うためには、次のオプション工事のポイントを押さえましょう。

 

何をどのタイミングで工事するか、しっかり選ぶ。

新築住宅のオプション工事で問題になるのが、

 

・必要な設備、備品がすべてオプションになっている。

・それでいて、オプション工事が割高である。

・それにも関わらず、担当者が丁寧に対応してくれない。

 

ということです。だからオプション工事で失敗しやすいのですね。

この問題を解決するためには、

 

・何のオプションが

・どのタイミングで必要なのか?

 

しっかり考える必要があります。

標準装備でほとんどオプションがないからと言って、あれもこれもハウスメーカーのオプションでつけるのはおすすめできません。

オプション工事を「すぐに必要なもの(必要なのについてないもの)」と「グレードアップに必要なもの」にわけて、あとからでも間に合うなら、入居して落ち着いてから工事しましょう。

新築住宅のオプションで「すぐに必要なもの」と「グレードアップに必要なもの」は、次のようなものがあります。

 

【すぐに必要なもの(必要なのについてないもの)】

・カーテンレール

・カーテンボックス

・網戸

・ハンガーパイプ(クローゼットの中など)

・窓のシャッター

・床暖房

・食器洗い洗浄器

・カーポート

・フェンス

・エアコン

・物干し

・人感センサー

 

【グレードアップに必要なもの】

・システムキッチン

・ユニットバス

・トイレ

・洗面化粧台

・防音サッシ

 

どのオプションが・どのタイミングで必要なのか、しっかり考えておきましょう。

「入居してすぐに使う!」というものであれば、早めに担当者に伝えることがポイントです。

 

オプション工事を依頼するなら、他社も検討すべき。

オプション工事を依頼するときは、ハウスメーカー経由だけでなく、他社も含めて検討すべきです。

新築住宅のオプションとは言っても、そのメーカーだけの特別仕様の設備がつくわけではありません。取り付けられるのは、一般的に売られている設備ばかりです。

 

ですので新築住宅のオプションはハウスメーカーではなく、ほかのリフォーム業者・ホームセンターでも対応できる場合があります。

ほかの会社を含めて検討することで、

 

・価格が2~3割安くなる。

・丁寧に対応してもらえる。

・入居にあわせて焦って決める必要がない。

・入居して落ち着いた頃に工事ができる。

 

というメリットがあります。

 

ハウスメーカーのオプションで依頼すれば、入居までに工事を完了してくれるので、入居してからの生活は快適です。

一方で他社に依頼すると工事のタイミングは、引き渡し後(入居してから)になることが多いです。

ですので入居してすぐに必要なオプション(カーテンレール・網戸など)は、他社ではなく、ハウスメーカーに依頼した方が確実です。

より快適にするためのグレードアップのオプションなら、入居してからじっくり考えても遅くはないですよ。

 

まとめ:新築住宅のオプションで高くなるかも。焦って契約しない。

新築住宅では、オプションでのトラブルが多いです。

 

・本体の価格が安いかわりに、必要なものがすべてオプションになっている。

・オプション工事費が相場より高い場合がある。

・オプション工事を依頼しても、対応してくれない場合がある。

 

建物の価格が安くても必要なオプションを追加したら、ほかの物件と変わらない値段になってしまった・・・ということもあります。

家本体の価格だけ見て、焦って契約しないことが大切です。

 

また新築住宅のオプションで失敗しないためには、

 

・なにをどのタイミングで工事が必要なのか、しっかり選ぶ。

・他社を含めて検討する。

 

ことが大切です。

 

「オプションつけたら、高くなってしまった・・・。」

「焦ってオプションつけたけど、やっぱりいらなかったかな・・・。」

 

というトラブルにならないよう、注意してくださいね。

素敵な住宅購入を。それでは、また!