リフォーム・リノベーションで追加や変更工事を断られる理由
住宅のリフォームやリノベーションをしているとき、施主がプランの変更を希望して追加や変更工事を施工会社へ依頼しようとすることがあります。その際の注意点については、「リフォーム・リノベーションで追加工事を発注する際の注意点」を参照してください。
追加や変更工事を依頼しようとしたときに、施工会社から断られることがあります。その理由には様々なものがありますが、その理由をあげておきます。
工事請負契約で追加・変更を発注できないと取り決めている
リフォーム・リノベーションの工事請負契約のなかで、施主都合によるプランの変更をできないこととしているケースがあります。工事着手後の変更にはトラブルが多いため、また変更対応する手間にコストがかかるため(工期の変更や職人手配のやり直し等の人件費、使用材料等の無駄など)といったことを理由として、変更を一切受け付けないパターンです。
これに該当するかどうかは工事請負契約書で確認してください。合理的ではありますが、変更を一切受け付けないこと自体が施主の不満となることもあります。
とにかく面倒だから
意外と多い理由(施工会社の本音)に、「対応が面倒だから」というものがあります。実際に、職人手配や材料の発注などの段取りをやり直すのは手間です。そして、現場監督は忙しく、いくつもの現場を担当していることが多いため、変更が多いと適切に対応する時間をとれずにミスを起こしやすくなります。
ミスをすれば施主に迷惑をかけクレームにもなりますから、変更や追加工事を嫌がる業者や担当者は多いです。
ただ、施工会社も面倒なので変更や追加に応じないとは施主に言えません。前述のように契約上、変更に応じないとしていない場合で施主のこういった要望を断るときには、変更の発注時期が遅くて物理的に対応できないと回答したり、見積り金額を高めに設定して施主があきらめるようにしたりすることがあります。
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