住宅は購入か賃貸か?メリット・デメリットを比較して後悔しない選択を
どうもこんにちは、ザク男爵でございます。
「本当にこれからも賃貸でいいのかな・・・?」
「持ち家を買ったら、マイホームに縛られそうでイヤだ・・・。」
マイホームの購入は、つまり住宅ローンを35年も背負うこと。
だれだって35年後の未来なんて分かりません。これでは決断が慎重になってしまいますよね。
とはいっても、いつまでも悩んでいたらマイホーム購入のベストタイミングを逃してしまいます。
ではどうやって「購入 or 賃貸」の判断をすればいいのでしょうか?
この記事では持ち家の購入・賃貸のメリット・デメリットを解説させて頂きます。
両者のメリット・デメリットを比較してみて、どちらに共感できるか?
まずはそこからはじめてみましょう。
持ち家の購入のメリット
「持ち家の購入は、資産が持てること」
これは間違いではありません。しかし持ち家の購入のメリットはそれだけではないですよ。
ステータス・満足感が得られる。
持ち家を購入するメリットは、持ち家を所有することによるステータス・満足感が得られることです。
ステータス・満足感は人生において、何かの役に立つものではありません。しかしこれらは人生をとても豊かにしてくれます。
とくに満足感って、すごく大切じゃないですか?
・家を持つことの喜び。
・広い家で暮らせる充実感。
・賃貸よりも快適な住まい。
喜び・充実感が増えると、それだけ人生が豊かになりますよね。
・休日に家族でホームバーベキュー。
・庭で子供と遊ぶひととき。
・広い間取りで、好きな家具に囲まれて暮らす。
こんな生活、できたら最高じゃないですか?
持ち家を購入するメリットは、まさにこれです。マイホームを所有することによる満足感・ステータス。それによる楽しみです。
賃貸では味わえない楽しみ。持ち家を買うと、思う存分楽しめますよ。
将来の住まいが確保できる安心感。
持ち家を購入するメリットは、安心感です。
住宅ローンさえ払い終えてしまえば、毎月かかる費用はありません。
たとえ定年退職したあとでもずっと住める安心感は、持ち家を購入したならではのメリットです。
これが賃貸であれば、こうも安心はできません。
なぜなら定年退職して年金暮らしになっても、次の3つの問題があるからです。
1・年金暮らしで収入が減っても、家賃を払い続ける必要性。
2・アパートが老朽化すると、オーナーの都合で取り壊されるリスク。
3・引っ越そうと思っても、年金収入だけでは審査に通らないこともある。
「高齢者に孤独死されては困る」という理由で、入居を断るオーナーもいるほどです。
「賃貸なら家賃さえ払ってれば安心だ」ということはなく、どうしても将来の住まいに不安が残ってしまいます。
しかし持ち家を購入していれば、将来の住まいは安心です。
オーナーの都合での取り壊しもありませんし、リフォームさえすれば長く住み続けることができます。もちろん、住宅ローンを完済してしまえば、家計の負担も軽くなります。
持ち家を購入するときは不安でしょう。しかし老後のことまで考えると、長く安心して住めるのは持ち家でございます。
万が一のときは、賃貸で家賃収入が得られる。
「持ち家の購入はリスクだ。なにかあったとき、負債にしかならない!」
という厳しい意見もあります。しかしそれは半分は正解ですが、半分は間違いでございます。
その理由は万が一のときは、持ち家なら賃貸に出して家賃収入が得られるからです。
転勤で引っ越すことになっても、持ち家はそのまま負債となるわけではありません。
もちろん、家賃収入が得られるは、賃貸しやすい物件に限ります。
田んぼに囲まれた一軒家や、都心から遠いマンションなどでは、借り手を見つけるのも大変です。
ですが、なにかあったときにすべて負債となる物件ばかりではないのです。
万が一のときに賃貸に出せる家を買っておけば、それこそ安心ではないでしょうか?
住んで安心、貸して安心。これほど頼もしい存在はありません。
持ち家の購入のデメリット
持ち家の購入には夢があり、希望があります。考えるだけでワクワクします。
ですがそれだけで購入に踏み切るのはおすすめできません。
なぜなら持ち家の購入には、次のデメリットがあるからです。
ローンを組むことで、ライフスタイルの変化に対応が難しくなる。
持ち家を買うことは、つまり住宅ローンを35年も背負うこと。
そのため転勤やライフスタイルの変化にあわせて、住まいを変えづらくなるのがデメリットです。
・急な転勤の辞令がおりた。
・親の介護が必要になって、転居・同居しなくてはいけない。
・ご近所にモンスター住民がいて、引っ越ししたい。
持ち家を購入すると、気軽に引っ越しできません。金銭的な問題もありますし、手続きも大変です。
住宅購入するときにライフプランを考えるものの、将来のことを完全に予言するのは不可能ですから。持ち家を購入すると、家だけでなくリスクも買ってしまうのです。
資産価値が下がるリスク。リフォームしないと、将来はボロ屋に住むことに。
持ち家で注意すべきデメリットは、資産価値が下がるリスクです。
リスクといいますか、これは持ち家の宿命でしょう。現在の日本では、よほど特殊な環境でない限り、持ち家を買えば資産価値は下がります。
とくに一軒家の資産価値の減少は無残なもので、どんなにグレードの高い家でも築20年では資産価値はゼロになりますからね。これは泣けます。
さらに問題なのがリフォームです。賃貸では共益費・修繕費を払っていれば、オーナーが必要に応じてリフォームしてくれます。
しかし持ち家では自分でメンテナンス・リフォームしなければ、あなたの家は朽ち果てる一方でございます。
節約だといってリフォームしないのも自由。しかしそれでは将来、ボロ屋に住むことになってしまいますよ。
賃貸のメリット
賃貸のメリットは、ライフスタイルに応じて住まいが変えられること。
持ち家よりも柔軟に住まいを変えられる「気楽さ」に魅力を感じ、賃貸を選ぶ人も多いです。
ライフスタイルに応じて、住まいが変えられる。
人生はなにがあるか分かりません。にも関わらず、持ち家を買ってしまうと、その家に縛られるかもしれません。
その点、賃貸ならライフスタイルに応じて住まいを変えられるので安心です。
・転勤
・介護
・収入の増減
・家族が増えた、減った。
「万が一のときは引っ越せばいい」と思える気楽さは、大きなメリットです。
またローンを組まないので、ほかのローンを組みやすいメリットもあります。
賃貸のデメリット
ライフステージにあわせて住まいを変えられる気楽さこそありますが、やはり賃貸のデメリットも無視できません。
将来も家賃を払い続ける。それでも家賃は資産にならない。
賃貸のもっとも大きなデメリットは、将来もずっと家賃を払い続けることです。
住宅ローンは終わりがありますが、家賃には終わりがありません。
しかも住宅ローンは完済すれば、資産になります。建物の価値は下がっても、土地代は残ります。マンションでは築15以降は、資産価値は落ちにくくなります。
ですが家賃をいくら払っても、それが自分の資産になることはありません。
「いつまでも家賃を払い続けるのは、もったいない」
よく言われるように、賃貸はいくら払っても自分の資産にならないモノに、毎月何万円も払っているのです。
賃貸に住む期間が長くなるほど、もったいないですよね。
老後の転居は、物件選びが限られる可能性。
賃貸では気楽に引っ越しできるのがメリットではありますが、老後の転居には注意が必要です。
なぜならオーナーによっては、
・年金収入だけでは審査に通らない。
・孤独死のリスクがあるので、受け付けてもらえない。
あまり積極的に受け入れない傾向があるからです。
「定年退職したら家賃の低いところに引っ越そう・・・」と思っても、実際に引っ越ししようとすると貸し手が見つからない可能性がございます。
比較するときの注意点は?
持ち家と賃貸の比較で注意すべきなのが、家賃と住宅ローンの金額だけを比べることです。
「今の家賃でマイホームが買えますよ!」
営業マンがよく使うセールストークのとおり、金額だけの比較なら今の家賃でマイホームが買えるのは事実です。
これは一軒家に限りません。同じ支払い(住宅ローンor家賃)ならば、分譲マンションの方が賃貸マンションよりグレードが高く、質のいい家に住めます。
ただしこれは金額だけ、しかも毎月の支払額だけを比較した場合です。
持ち家の場合は毎月の支払だけでなく、
・リフォーム費用。(マンションなら管理費・修繕費など)
・税金(固定資産税・都市開発税)
もろもろの費用がかかります。またローンを背負うこで、賃貸のメリットである「気楽さ」を失っているのも忘れてはいけません。
まとめ:自分がどんな暮らしがしたいのか?ハッキリさせておく。
持ち家の購入、賃貸のメリット・デメリットを比較してみると、
持ち家:長く安心して住めるが、引っ越しリスクに弱い。
賃貸:柔軟に引っ越しできる気楽さはあるが、将来の不安が残ってしまう。
といえます。
持ち家でも賃貸でも、どちらを選んでもメリット・デメリットがあるので、「買うべき」or「買ってはいけない」と決めつけるのは無理でございます。
しかし1ついえるのは、持ち家には購入のベストタイミングがあること。
・子供が生まれた
・子供が成長して、部屋が欲しいと言った。
・子供が独立して、終の住みかが欲しくなった。
・金利が低い今のうちに・・・。
「家、欲しいかも・・・」と思うタイミングは、多いようで少ないのです。
長い人生において「家を買うべきかどうか?」悩ましい問題ですが、「あのとき買っておけばよかった・・・」と後悔だけはしたくないですよね。
欲しいと思ったタイミングで後悔しない判断ができるよう、今のうちから考えを整理しておくことが大切ですよ。
それでは、また!
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