住宅の点検・建物調査(居住中の一戸建て)のレポート 2016年6月~前編~
住宅コンサルティングのアネストのスタッフが、住宅診断(ホームインスペクション)の現場に同行したときの様子を公開するホームインスペクション・レポートです。
今回、大阪府大阪市「住宅の点検・建物調査(居住中の一戸建て)」サービスへ同行させて頂きました。その際の様子をレポートさせて頂きます。
今回担当して頂くのは、一級建築士・小牧さんです。
当日の待ち合わせは、調査開始30分前に現地の近くに着いたら、小牧さんにお電話する約束になっていました。現地近くには、約束の時間よりも早く到着。少し周辺を歩いていると、コインパーキングで偶然、小牧さんを発見。私よりもずっと早くに到着していたようです。
車で調査に向かう際は、駐車場の有無を調べてから出発するそうですが、コインパーキングが満車の場合もあるので、万が一近くにコインパーキングが無かった事を想定して、かなり早めに到着するようにしているそうです。
2人共早く着いたので、早々に現地へ向かいました。現地に到着すると、ちょうどお客様が出てこられたので、名刺をお渡しして、ご挨拶。調査の所要時間や、流れを簡単にご説明致しました。ちなみに今回の「住宅の点検・建物調査(居住中の一戸建て)」サービスは、お客様が所有しておられる住宅を第三者として点検して、建物の不具合などがないか確認するサービスです。
お客様は、お仕事の都合でお立会いができないとの事であったため、調査内容や結果については、調査日から5日以内に報告書として送付させて頂き、そちらをご覧いただく旨をご了承頂きました。できる限り、調査時には、お客様のお立合いをお願いしておりますが、どうしても立ち会えない場合は、報告書で結果をご覧頂く事になります(立会いされる場合も報告書を作成・送付しております)。
さて、前置きが長くなりましたが、いよいよ調査スタートです!
今回は、木造3階建ての物件です。
まずは調査の準備からです。
調査器具を、丁寧に床に並べたところです。床にキズがつかないように、クッション性のあるシートを敷いてから、調査器具を並べます。大切なお客様の物件なので、細かなところにまで気を配るのですね。ちなみに、写真に写っている調査器具は、脚立・水平器(水泡タイプ)・レーザー水平器(箱)・デジタルカメラ・水の透明度を確認(水質の簡易確認)するためのコップです。
こちらは、水平器の写真です。
右側が水泡タイプの水平器で、水泡の傾きによって、床や壁の傾きを調べます。左側がレーザー水平器で、赤い光線の傾きによって、床や壁の傾きを調べます。
脚立の写真です。脚立の足部分に注目です!何か見覚えのある布生地がかぶせてあったので、小牧さんに尋ねてみました。すると、軍手をかぶせているとのこと(床にキズがつかないようにするため)。しかも裏返しにして2枚重ねにしているそうです。軍手1枚だと、万が一、穴が開くといけないので、あえて2枚重ねにしているとの事でした。念には念を、と先の事まで考えるのは、プロのお仕事ですね。
まずは、2階リビング・ダイニングからです。レーザー水平器で、床や壁の傾きがないかどうか確認しています。壁に赤い光線が当たっているのが見えますでしょうか?
ほんの少し壁の角と、赤い光線がずれている箇所があり、そのずれを計測しているところです。多少のズレはありましたが、許容範囲内だったようです。
台所の調査に移ります。
台所の調理台に傾きがないかどうか、水平器(水泡タイプ)で測定しています。そして、報告書に載せるため、小牧さんも調査の都度、写真撮影を行います。
台所の水をしばらく流した後、コップに水を溜めて、濁っていたり赤水でないかどうか確認したりします。また、台所の下を覗いて、排水管に水漏れがないかどうかも確認します。お水はきれいで、排水管に水漏れなどもなく、問題はなかったようです。
この続きは「住宅の点検・建物調査(居住中の一戸建て)のレポート 2016年6月~後編~」でご覧ください。
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