中古マンションの値上がりが続く2016年
中古マンションの売買価格は値上がり傾向が続いています。2014年以降、首都圏も近畿圏も中古マンション価格は高くなっており、2015年をピークに2016年は横ばいか下落に転じるとの見方も多かったです。
しかし、2016年1~3月も価格上昇は続いており、地域によっては前年比で20%程度も上昇している状況で、一般的なサラリーマン家庭が思わずためらうような売り出し価格も目立ちます。
値上がり傾向の状況ですが、決して成約件数(契約が成立した件数)が少ないわけではなく、むしろ成約件数も増えています。中古マンション価格が値上がりしても、市場は盛況なのです。
理由の1つに、やはり住宅ローンの金利低下があります。今年に入って一段と金利が下がったことで、買い時だと感じる住宅購入検討者は多いです。
ちなみに、首都圏の中古一戸建て住宅も2015年は成約価格が上昇し、成約件数も増えていました。しかし、2016年1月以降、成約件数は多いものの価格は落ち着いてきています(ほぼ横ばい)。
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