いろいろな物件や展示場、モデルルームなどを見学していく過程で、何人もの営業マンに出会うことになります。場合によっては、建築工事に携わる方や設計者と出会うこともあります。
その出会った方々からいろいろなお話を聞くことになるでしょう。そして、その営業マンたちに住宅購入などについて、質問したり相談したり、、、
この過程は、住宅選びを進める上で必要なことで大事なことですので、質問・相談を繰り返して良いでしょう。しかし、ここで大事なことを頭に入れておく必要があります。
それが「不動産会社が不動産のプロとは限らない」「建築会社が建築のプロとは限らない」といことです。
そう聞くと驚く方も少なくないのですが、これは真実です。
多くの営業マンたちは、自分自身が経験してきたこと、もしくは目の前の先輩や上司が実践していることしか知りません。ここが大きな落とし穴になっています。
営業マンとして育っていく過程で、目の前の先輩・上司が実践していることを真似ながら仕事を覚えていくので、それ以上のことを知らない人が本当に多いのです。
そして、その先輩・上司もそうやって育ってきたのです。
その狭い世界のなかで得た経験を中心に住宅購入者に対応しているので、実は「わからないこと」や「間違っていること」は意外と多いのです。高額な商品を取り扱うわりに、、、
ちなみに、業界用語や専門用語は何年も業界にいればわかります。これは問題ではありません。住宅購入者いにとってベストな、またはベターな行為やアドバイスができないことが問題なのです。特に建物に関する知識をお持ちの方はほとんどおらず、営業の方が自宅を購入するときには第三者の専門家に住宅診断を依頼することもよくあるぐらいです。
少々困ったことに、不十分なアドバイスや行為が「不十分」だと気づいていないので、タチが悪いですね、、、
いろいろなことを質問、相談するのは良いことです。わからないことを解決しながら住宅購入を進めていくべきですから。しかし、そこで得た回答が全てではないことをしっかり認識しておきましょう。