いろいろなことに注意しながら、住宅選びを進めていき、物件を絞ればいよいよ売買契約を結ぶことになります。注文住宅で家を新築するならば、建築工事請負契約ですね。
さて、その売買契約や建築工事請負契約の内容を把握、もしくはリスクチェックをして契約締結している人はどれだけいるでしょうか。
契約書には様々な取り決めが書かれています。そのなかには、買主にとって不利なこともあれば、その逆もあります。なかには、支離滅裂な契約書だってあり、日々の仕事のなかで私自身も驚かされることもあるのです。
ある意味、面白いのは、買主にとって不利な契約内容となっていたとしても、何もトラブルなく取引が進んでいき、今も問題なくその住宅で生活している方が多いことです。
つまり、何もトラブルが無ければ、どんな契約書だって良いのです。しかし、契約書とは何か問題が生じたとい、トラブルが生じたときのために作成していると言っても良いでしょう。もしものときのために、買主にとって不利になることがないか確認しておき、そういったことがあれば契約前に修正しておかないといけません
住宅売買の関するトラブルは、この契約書次第で被害を大きくも小さくもできるのです。