高層マンション

マンションは規模や高層かどうかによって、特徴とメリット・デメリットが異なります。都心で人気の高層マンションにもデメリットはあります。マンション選びの参考になるように、それぞれの特徴を解説します。

大規模マンション・小規模マンション

新築マンションと言いましても、そのタイプによってメリットやデメリットが異なります。

総戸数が数百戸もある大規模マンションから、10戸未満の小規模マンションまでありますし、郊外型や都市型、高層や低層などの違いもあります。一般的には、大規模マンションは郊外にあるという認識ですが、都心の高層マンションも大規模マンションと言えますね。

大規模マンション

大規模マンションのメリットは共用施設の充実が挙げられます。敷地の広さや建物の大きさを活かして共用施設を充実させることが多いのが大規模マンションの特長です。

トレーニングルームやシアタールーム、緑地などマンションによって様々なものがありますが、これら共用施設は維持費が高いことが問題となります。

大規模マンションであれば、総戸数が多いので、戸当りの費用負担を抑えられることもあり、共用施設を充実させやすいわけです。

ただし、郊外型の大規模マンションは都心へのアクセスが問題となることがありますし、都心の超高層マンションはかなり高い、、、こういったデメリットもあるので、悩まれる方も多いですね。

小規模マンション

小規模マンションのメリットは、管理組合の運営がスムーズに出来やすいことが挙げられます。特に、築年数が古くなってきたときには、管理組合の「まとまり」は強みを発揮します。但し、維持管理にかかる費用の戸当たり負担は大規模マンションに比べてどうしても高くなりがちです。

大規模マンションのスケールメリットは大きいですね。

このように、マンションをタイプ別にみるだけでも、メリット・デメリットがあるので、個々のマンションを比較するとそれぞれの特徴があって購入判断に迷われるかもしれませんね。

超高層マンションと低層マンション

大規模マンション

新築マンションを購入検討するときに、超高層マンションにあこがれる方は少なくないですね。1つのステータスを感じる方も多いようです。首都圏では、当たり前になった超高層マンションですが、メリット、デメリットもはっきりしています。

超高層マンション

メリットは、ステータス、眺望といったものですので、受け止め方にも個人差が小さくありません。この点を重視する方にとっては、デメリットがあまり目に入らないようでもあります。

ただ、大きな地震が起こるたびに議論になることでもありますが、防災対応の面で不安を感じる方も多いですね。

「地震の際にエレベータが停止し、30階も階段を上った、、、」
「あまりに大きな揺れで怖くてもう部屋に戻れない」

経験者からはそのような声も聞かれます。東日本大震災のときの新宿の高層ビル群の揺れが動画投稿サイトに多数、投稿されて話題にもなりましたね。

地震後、住宅コンサルティングのアネストにもお住まいのマンションや購入検討されている購入者の方からたくさんのご相談がありました。あのときは、地震直後ということもあって、購入を見合わせる方が多かったです。

低層マンション

これに対して、閑静な住宅地の低層マンションは、揺れも少ないですし、RC造の低層ということで安全性も比較的高いでしょう。

超高層マンションの他のデメリットとしては、将来の修繕コストも心配されています。修繕という面では超高層の実績はまだ多くないので、これからの業界の課題ですが、低層マンションに比べると割高になることが予想されています。

ホームインスペクションのアネスト

ホームインスペクション
第三者の一級建築士が、住宅購入・新築時などに建物の施工ミスや劣化具合などを調査する。新築(建築途中および完成物件)・中古住宅に対応。安心してマイホームを購入できる。