住宅にも消費税がかかります。建売住宅を購入する際にも消費税がかかるのですが、その金額は大きなものとなっています。ここでは、建売住宅の消費税の計算方法について説明しておきます。
住宅の消費税は、土地にはかかりません。ですから、土地価格の安い地域で購入しても都会の高い地域で購入しても土地の消費税には影響しないのです。しかし、建物には消費税がかかります。もちろん、建売住宅でも同じです。
土地価格:2,500万円、建物価格:2,500万円であれば、消費税は以下のようになります。
2,500万円 × 10% = 250万円 ※2024年1月時点の消費税(10%)の場合
非常に大きな金額ですね。
建売住宅を購入する場合、売買代金の内訳が示されず、土地と建物代金がそれぞれいくらになるのかご存じないまま契約される方もいらっしゃいます。
しかし、前述のように建物にしか消費税がかからないことを考慮すれば、消費税から建物代金がいくらであるか割り出すことが可能です。
たとえば、総額4,000万円の建売住宅で消費税が200万円であれば以下のように計算します。
200万円 ÷ 10% = 2,000万円 = 建物価格
4,000万円 - 2,000万円 = 2,000万円 = 土地価格
上記のようになります。ちなみに、消費税は売買契約書に記載されているはずです(一般的には土地価格と建物価格も契約書に記載されますが、一部で総額表示しかない契約書もあります)。