プランを変更できるということはメリットなわけですが、その分、取引がやや複雑になる傾向があります。複雑になる、つまり手間が増えることを避けるために売主があまりプラン変更に融通を聞かせないことも多いぐらいです。
買主としては、希望を反映して理想に近い住宅を手に入れるため、少々面倒であってもしっかり進めたいところですよね。
注意点としては、売買代金に関しても重要です。プランの変更は、その変更内容によっては代金の変更を伴うこともあります。この点を確認しながら進めないと最終見積もりを見て驚くこともあります。
何を変更すれば、代金が変わるのかは住宅によって異なることですので、一概には言えません。しかし、できるだけ参考になるように一例を示したいと思います。
売買代金が変更になららないものの例
- クロスやフローリング等の内装の色の変更
- 上記内装の同等品への商品変更
- キッチン等の水周りは複数から選択できることがある(メーカーの変更はできないこともある)
- 洋室2つを広い1室にする間取り変更
売買代金の変更が必要となるものの例
- 建物の面積を増やす(減らしても減額しないことが多い)
- 水周りの移動を伴う間取りの変更
- 屋根裏に収納を作る
- 耐震壁の移動を伴う変更(変更を拒否することもある)
- キッチン等の水周り設備のグレードアップ
- クロス等の内装のグレードアップ
上記はよくある例ですが、あくまで住宅によって異なることを理解しておきましょう。ちなみに、間取りの変更でも、和室を洋室へ変更するのは追加代金なしということもあります。
いずれにしても、契約後に後悔することのないように、契約前に何が変更できて、何ができないのか、上記の項目を参考にしながら、売主へしっかり確認しておいてください。