一般的な新築の建売住宅(分譲住宅)の購入の流れと注意点について見ていきましょう。
完成済みの建売住宅(分譲住宅)の購入の流れと基本的な注意点
1.物件を見学する
- 複数物件の比較検討をする。
2.購入の申し込みをする
- 申込時は申込書に記入・提出する。
- 申込金(申込証拠金などの別称あり)を支払う(10万円程度)。
- 売主や不動産仲介業者から「他の買主がいる」などと焦らされることが多いがじっくり検討する。
3.住宅ローンの仮審査を申込する
- 仮審査をしないこともある。
- 仮審査の結果は絶対ではない。
- 複数の金融機関で仮審査することもある。
4.売買契約を締結する
- 契約前に重要事項説明を実施する。
- 手付金を支払う(売買価格の5~10%が多い)。
- 契約後はキャンセルすると手付金が返金されない。
- 契約前に第三者の専門家による住宅診断(建売診断)を利用する人が増えている。
- 契約前に売買契約書をチェックしてもらう方法もある。
5.住宅ローンの本申込をする
- 契約後、速やかに申込みする。
- 複数の金融機関に申込することもある。
- 金融機関によって総返済額が大きく異なるので、よく比較検討する。
6.住宅ローンの承認を得る
7.引渡し前の物件確認(施主検査)
- 契約前にしっかり検査していない人は、このときに行う。
- 内覧会と呼ばれることもあり、第三者の立会い(内覧会立会い)を利用する人も多い。
- 買主から要望しないと施主検査(内覧会)を行わない売主もいるので、必ず、契約時に売主に聞いておく。
8.再内覧会
- 確認会ともいう。
- 内覧会で指摘したことが補修されたか確認する。
9.残代金の支払いと引渡し
- 住宅ローンで借入た資金を売主にすぐに支払う。
- 金融機関で手続きを行うことが多い。
- 所有権の移転(又は保存)登記を同日に申請する。
10.入居(引越し)
- 上記7で指摘した補修箇所の内容次第では、上記9のスケジュールが、ずれることもあるので、引っ越し日には余裕をみておく。
以上が完成済みの建売住宅(分譲住宅)の一般的な購入から引渡し、引っ越しまでの流れです。未完成物件の場合は少し異なりますので、以下で確認してください。
未完成済みの建売住宅(分譲住宅)の購入の流れと基本的な注意点
次に、未完成の建売住宅(分譲住宅)の購入の流れと注意点について説明いたします。未完成とは、まだ工事中であるか、そもそも着工していない建物です。
1.物件を見学する
- 複数物件の比較検討をする。
- 建物の現物がないので、資料(設計図書など)をよく確認する。
2.購入の申し込みをする
- 申込時は申込書に記入・提出する。
- 申込金(申込証拠金などの別称あり)を支払う(10万円程度)。
- 売主や不動産仲介業者から「他の買主がいる」などと焦らされることが多いがじっくり検討する。
3.住宅ローンの仮審査を申込する
- 仮審査をしないこともある。
- 仮審査の結果は絶対ではない。
- 複数の金融機関で仮審査することもある。
4.売買契約を締結する
- 契約前に重要事項説明を実施する。
- 手付金を支払う(売買価格の5~10%が多い)。
- 契約後はキャンセルすると手付金が返金されない。
- 工事中であれば、契約前に第三者の住宅診断(建売診断)の利用を検討する。着工前であれば、着工後の住宅検査を検討する。
- 契約前に売買契約書をチェックしてもらう方法もある。
5.住宅ローンの本申込をする
- 契約後、速やかに申込みする。
- 複数の金融機関に申込することもある。
- 金融機関によって総返済額が大きく異なるので、よく比較検討する。
6.住宅ローンの承認を得る
7.建物の完成
8.引渡し前の物件確認(施主検査)
- 施工精度や契約通りの建物が完成したか検査する。
- 内覧会と呼ばれることもあり、第三者の立会い(内覧会立会い)を利用する人も多い。
- 買主から要望しないと施主検査(内覧会)を行わない売主もいるので、必ず、契約時に売主に聞いておく。
9.再内覧会
- 確認会ともいう。
- 内覧会で指摘したことが補修されたか確認する。
10.残代金の支払いと引渡し
- 住宅ローンで借入た資金を売主にすぐに支払う。
- 金融機関で手続きを行うことが多い。
- 所有権の移転(又は保存)登記を同日に申請する。
11.入居(引越し)
- 上記7で指摘した補修箇所の内容次第では、上記9のスケジュールがずれることもあるので、引っ越し日には余裕をみておく。
以上が未完成住宅の一般的な購入から完成、引渡しの流れです。契約時点で建物が出来上がっていないので、資料の確認が大事になることと完成後の検査をしっかり行いましょう。
また、建築中に検査を入れることができるのもメリットの1つです。