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住宅・不動産業界人の住宅購入アドバイス

歳をとっても住みやすい家(バリアフリー住宅)を手に入れるためには


 終の棲家という言葉があるとおり、家を購入したら一生住み続けようとする人は少なくありません。実際、住宅は安い買い物ではありませんし、やはり年齢を重ねても長く住める家に住みたいと思うのが通常でしょう。

しかし、残念ながら老後のことまで考えて住まいを購入する人はごくわずかです。どうしても子育て中心の考えになり、自分の老後が住みやすい家を購入できる人はほんのわずかです。実際、年齢を重ねても住みやすい家とはどんなものを指すのでしょうか。

 まず動作がスムーズに行えることが前提です。可能な限り床をフラットにするといいでしょう。年齢を重ねると、どうしても段差を超えるのが難しくなってきます。こだわりの住宅ということで、段差を設けて収納スペースを確保するのが流行っていますが、できるかぎりそうした段差は省いていた方が、足腰が弱ってきたときの暮らしが楽になります。

老後のリフォームの相談で多いのが、またぎや移動に関する不安です。広々とした空間づくりや高低による居住スペースの確保も大切ですが、足腰が弱くなってくると、どうしてもこうした場所での暮らしが難しくなってきます。

てすりを、つけるだけであれば簡単に工事できますし、現行の介護保険では20万円以内では1割負担で行うことができるので、大きな出費もなくリフォームをすることができます。そのため、老後の大きな出費を避けることができると言っていいでしょう。

 また、必要最低限の生活スペースは1階に作っておくのがベターです。どうしても狭小地であると、採光を確保するために2階にリビングを作りやすいです。しかし、足腰が弱くなってくると階段を上がるのが億劫になってきます。

狭小地であればホームエレベーターを作る余裕もないでしょう。だからこそ、玄関から入ってすぐにリビングお風呂、トイレ、キッチンがあると、たとえ筋力が落ちて階段の上り降りが難しくなったとしても、長く住み続けることができると言っても過言ではありません。

また、玄関に階段があったとしても、スロープなどを設置できるだけのスペースを確保しておくといいでしょう。そうすることで、車いす生活になったとしても、スロープ設置などのリフォームを行うことで、介助者の力を借りて家に入ることができるようになります。つまり、できるだけ長く自宅で暮らすことが可能になるのです。

 このように年齢を重ねても住みやすい家は、ちょっとした配慮で手に入れることができるのです。せっかく高い買い物をするのであれば、ぜひとも子育て期間だけではなく、老後の住み方も想像してみてはいかがでしょうか。

【執筆者のご紹介】
○執筆者:
 灰かぶり猫姫
○プロフィール:
 介護保険関連リフォーム事業を行っている会社で勤務10年になります。
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