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建売住宅購入のポイント 〜 一級建築士の実務経験から 〜

営業マンの建築知識レベル

荒井:
 早速ですが、建売住宅の販売が日本の住宅市場の中心となっていますが、建売の販売に関して問題だと感じることは何でしょうか?

石神:
 建売り住宅を購入するお客様に対して、売主や施工業者、不動産業者(仲介業者)が提供する情報が非常に少ない現実が大きな問題だと強く感じられます。お客様から質問されない事項は伝えなくても良い事という悪い慣習が見られます。

荒井:
 なるほど。確かに、その物件をPRできる良い情報は積極的に伝えますが、デメリットとなることは伝えたくないと考える業界人は多いですね。また、営業マンの多くは、不動産取引の知識はあるものの、建築の知識が欠けていると思いませんか?

石神:
 住宅の情報の中で使用材料・住宅設備のグレード等のセールスポインの情報だけでなく、地質調査の結果とそれを踏まえた地盤補強の施工状況も重要な情報だと思います。基礎配筋・筋違いの位置など構造に関する情報は非常に専門的ですが、これらもお客様に開示すべき大事な情報ではないでしょうか。

荒井:
 そういった情報をお客様に開示し、そして説明できないといけませんね。

石神:
 お客様の情報窓口である営業マンは技術者でない方が多いので、構造的な事柄を正確に伝えるのは難しいという現実があります。お客様の質問に対し「確認申請が通っているから大丈夫」とだけ伝えていることもあるようです。確認申請が通っていることと施工品質や仕様のグレードは全く関係ないのですが。

荒井:
 営業マンはその会社が分譲する建売住宅の仕様グレードのレベルが高いか低いかもわかっていないことが多いですよね。わかるのは、キッチンなどのわかりやすい設備ぐらいで、大事な基礎配筋などの仕様レベルは何も知らない方がほとんどです。

 建売住宅といえども、販売価格のうちに建物の価格がどんなに安くても数百万円代後半、普通ならば安くても1000万円以上はあるわけですから、その仕様レベルを説明しないなんておかしいですよね。

石神:
 営業マンに説明を求めても理解できない方が多いので、十分な回答を得られないことが多いですし、必要な仕様書や図面を求めても出てこないこともあります。

荒井:
 こういったことは、できれば契約する前に確認すべきで、どういった図面を提出するかもその会社や営業マンの対応の良し悪しを見極める情報になりますね。

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石神昭二 ○インタビューに回答する専門家
石神 昭二 (一級建築士)

住宅コンサルティングのアネストで住宅検査・診断を担当
住宅の設計・監理の経験が豊富で、今は住宅購入の相談、第三者の住宅検査・住宅診断(ホームインスペクション)を行っている。建売住宅の購入サポート(診断・検査など)
荒井康矩 ○インタビュアー
荒井 康矩

住宅コンサルティングのアネストの代表者
不動産会社で住宅売買の仕事に従事した後、住宅コンサルティング会社を創業し、数多くの住宅購入相談を実施している。




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