住宅ローンの事前審査(仮審査)を複数の金融機関・銀行に申し込みできるか?
購入する物件を決めて、売買契約をする前に行うことの1つに住宅ローンの事前審査があります。この事前審査は仮審査と呼ばれることもありますが、住宅ローンを借り入れる人が借入可能であるかどうかを銀行などの金融機関に簡易的に審査してもらうものです。
年収や年齢、借入希望額などの情報をもとに審査してもらうのですが、審査機関は短く3営業日程度で結果がわかることが多いです。
この事前審査を申し込みしたからといって、その金融機関で必ず住宅ローンを借りなければならないというわけではありません。売買契約の後に改めてどの金融機関の住宅ローンを利用するか決めて良いのです。取引によっては、売買契約から住宅ローンの本申込まで期間が長いこともあり、ゆっくり住宅ローンの比較をできることもあります。
注意点としては、事前申請の結果は本申込をした際に覆ることがまれにあるという点です。本申し込み後はより詳細な審査を金融機関(銀行など)が行うために、事前審査(仮審査)でOKをもらっていたのに本申込では融資不可や融資金額の減額をされることがあります。
ですから、事前審査(仮審査)も複数の金融機関でやっておいた方が、本申し込み後の万一の時に慌てずに済むこともあるでしょう。「住宅ローンの事前審査(仮審査)を複数の金融機関・銀行に申し込みできるか?」とご質問いただくことがありますが、それは問題ありません。
不動産業者からは不動産業者の提携先での事前審査を勧められることがありますが、そのほかの金融機関も含めて買主自身で検討してみるとよいでしょう。比較的、金利が低めの設定になっていることが多いネット系金融機関や大手銀行などいくつかの金融機関に申し込みされても良いでしょう。複数の事前審査の結果を得てから、最終的に金融機関の絞り込みをするのも1つの方法ですが、その際は住宅ローンの一括審査の申し込みが便利です。