築5年の家(中古住宅)のメンテナンス・点検・補修のチェックポイント
築5年ぐらいの家(住宅)にお住いの方であれば、そろそろその建物のメンテナンスのことを真剣に考えなければなりません。住宅の寿命(長持ちするかどうか)は、どれだけ気を配ってメンテナンスをしてきたかどうかに大きく左右されますが、最初の5年は大事なときであると言えるでしょう。
適切なメンテナンスや補修工事のために、最低限でも以下の項目については点検しておきたいものです。
○建物の外部(屋外)
・基礎のひび割れ・浮き・剥離
・外壁のひび割れ・異常な色の変化
・屋根のずれ・割れ
・雨樋のつまり・ぐらつき・ひび割れ
・軒裏の雨漏り痕・ひび割れ
・バルコニーの床の沈み・傾斜不良・排水口と排水溝のつまり・手すりのぐらつき・壁やサッシ下の立上りのひび割れ
・サッシ周りのコーキングの劣化・ひび割れ
・外壁材の継ぎ目のコーキングの劣化・ひび割れ
○床下
・土台や大引きの割れ
・基礎のひび割れ
・金物の緩み
・配管の勾配・ぐらつき
・断熱材のはずれ・隙間
○屋根裏・天井裏
・柱・梁の割れ
・金物の緩み
・雨漏りや結露の痕
・断熱材の隙間
○室内
・壁の傾き・ひび割れ・継ぎ目の大きな隙間
・床の傾き・大きな床鳴り・沈み
・天井のひび割れ・継ぎ目の大きな隙間
・建具の動作状況(スムースに動くか)・傾き
・キッチン・洗面台の配管(シンクの下および点検口から覗いて)の水漏れ
・キッチン・洗面・トイレ・風呂での異臭・配管のつまり
・換気設備の動作状況
ただし、建物は建築分野の専門知識を要することが多いため、新築で購入したときやその後の5年間に、第三者の専門家に建物を点検してもらっていない方であれば、一度、専門家による住宅の点検を真剣に検討してみてはいかがでしょうか。