家の修繕が大切
住まいの資産価値を考える
資産価値を維持させるのに修繕は不可欠なものです。何ら修繕もせず、資産価値が落ちるままにしておくと、ある時点で建物の価値がゼロかマイナスになり、大きな損失を生みます。
例えば、1000万で建てた家が雨漏れするようになり、その修理に100万かかるとします。100万を投じれば元に戻るわけなので、資産価値は900万(土地分を除いて)と計算できますが、実際は雨漏れする家にお金を払って住みたいという人はいないので、実質的な価値はゼロとなってしまいます。100万の価値下落が1000万の損失となるのは単純にはそういったケースです。
修繕に費用はかかりますが、家の価値がゼロになることを考えると有効な「投資」と言えます。そもそもメンテナンスが行き届いた家に暮らすこと自体が快適なわけなので、自分にもメリットがあります。
もし、家を誰かに貸して住んでもらっているなら、快適になる分だけ高い賃料をもらえる可能性があり、それも自らの利益となって返ってきます。費用のやり繰りができさえすれば、修繕は当然にやったほうがいいということになります。
修繕にはお金がかかるという認識がまずは必要です。その中で、どうすれば安くできるかなどをよく検討すべきですが、それ以前に資金計画にも気をつけたいところです。
どうしてもまとまったリフォーム資金が必要になることがありますが、もし手元に現金がなければ、ローンを組むしかありません。ただし、教育費などの人生のほかのイベントとのからみや、突発的に収入が減ってしまうことも考えなければなりません。変動金利が上昇して、家のローンの返済が苦しくなることもあります。すなわち、リフォームのタイミングが重要なのです。
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