中古住宅のリフォームとリフォームローン
住宅の購入を検討している場合、まず新築か中古の二択から選ぶことになります。今回は、中古住宅を選択した場合を考えてみましょう。中古住宅を購入する際、もしくは、購入後しばらくしてからリフォームをしたいと考える場合、気になるのは資金面での問題です。
そこで、リフォームのために利用可能なローンの代表的なものは、リフォームローンと呼ばれるものがあります。主に民間の金融機関で取り扱われていますが、無担保ローンが多いのが現状です。また、リフォーム目的で住宅ローンを借入れることが可能で、これは有担保ローンに分類されるものになります。
前者の無担保ローンの方が審査期間が短いことが多いですが、中古住宅購入時にリフォームを考える場合には、購入時に一緒にリフォームも行なう方がお勧めです。この場合には、購入代金に加えてリフォーム代も一緒に住宅ローンで借入れをすることが出来るメリットがあります。
面倒な銀行手続きも一括借入を行えば、審査も総額で受けられ、抵当権の設定等もまとめてすることが出来ます。
住宅購入してから数年後にリフォームをする場合には、改めてリフォーム代についての借入れを申請しなければならなく二度手間と言えるでしょう。さらに、既存の住宅ローン返済に加えて、リフォーム用の借入れの余力があるかどうかが審査されるため、厳しさは増すと考えられるでしょう。
そして、住宅ローンを借入れしている金融機関以外では、さらに審査が通らない可能性が高まります。審査が通らずに住宅ローンの借入れができない場合、無担保型のリフォームローンを利用することになりますが、金利が高いため住宅ローンよりも負担の重いものになってしまいます。
以上を考慮して、中古住宅の購入とリフォームの両方を考えている場合には、リフォーム代はいくらくらいになるのか、その月々の返済額はいくらくらいになるのかも考慮して、資金計画を立てていく必要があると言えるでしょう。
オススメの住宅の購入と同時のリフォームの場合、資金計画の面でも十分に余裕を持って無理な返済計画を立てないことが重要です。購入する際に、リフォーム計画と並行して、予算やローンの情報を入手し、スマートな住宅購入を実現させましょう。
○執筆者:
はる
○プロフィール:
住宅関係のライター歴が5年ほどです。