必読!売却と購入の同時進行で買い替えを成功させる?
○買い替えは停止条件付の契約に注意
住宅の買い替えでは、契約の際に停止条件をつけることが多いです。購入が先に決まった場合には、「自宅を○月○日までに売却できなければ、購入の契約を白紙にする」といった内容(買い替え特約)を契約書に記載し、売却が先に決まった場合には、「○月○日までに新居の購入が決まらなければ、売却の契約を白紙にする」と記載するものです。
自宅の売却資金や住宅ローンの返済が買い替えの可否に関わる場合は、このような停止条件をつけていなければ大変困ったことになります。購入物件が決まったけど、自宅が売れないために購入物件の住宅ローンを組めず、購入の契約を遂行できない(契約違反になる)と大問題です。売買契約書に停止条件が明記されているかどうか、しっかり確認するようにしましょう。
○売却と購入の同時進行が買い替えのスタンダード?
「売却先行型」買い替えと「購入先行型」買い替えについて、それぞれのメリット・デメリットや取引の流れなどについて書いてきました。しかし、このいずれかの進め方に限定せず購入と売却を同時に並行して買い替えを進めていくというケースも多いです。
自宅を売りに出しながら、同時に購入物件も探すということです。そして、購入か売却のいずれか先に決まった契約に応じて、もう一方を進めるという流れになります。この場合のデメリットは、売却が先に決まれば売却先行型と同じですし、購入が先に決まれば購入先行型と同じになります。
○結局、全ては不動産の査定から
住宅を買い替える場合には、「売却先行型」と「購入先行型」のどちらかを検討するためにもまずは「自宅がいくらぐらいで売れそうか?」を把握しておく必要があります。不動産の価格査定を行っておくということです。この売却価格の査定によって、「資金計画が厳しくならないか」「買い替えで新たに購入できる物件の価格帯がどれぐらいか」「その価格帯の物件は希望にあっているか」といったことを考えることができます。
また、住宅ローンが残っている場合には、査定しておくことで「売却で住宅ローンを完済できるか」「残債(返済できない借入残高)があるか?」といったこともわかります。これは買い替えの計画を練るうえでは重要な事です。「まずは、売却価格の査定から」となります。
売却価格の査定を行うときには、複数の不動産会社で比べることでより参考となりますので、不動産査定を一括でできるサービスを利用されると良いでしょう。
住宅・不動産の一括査定サービスのご紹介