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資金計画の注意点・住宅ローンの組み方・借方(応用編)

特典付き住宅ローンの選び方(イオン銀行・新生銀行)


 住宅ローン金利が最低を更新している昨今、金融機関同士の金利だけでの競争は限界に近づいています。そこで、住宅ローン以外の点で差別化をはかり顧客を囲い込みたいと考える金融機関が増加していますので、今回は、特典付き住宅ローンを扱っている金融機関を2行ご紹介します。

イオン銀行】 イオンでの買い物が毎日5%オフ

 イオン銀行で住宅ローンを組むと、イオン・マックスバリュ・まいばすけっと等イオングループの店舗で専用カードを用いクレジットカードで買い物をした場合、5%割引特典がついてきます。店舗が近くにあり、頻繁に食料品や日用品及び衣料品を購入する方には、嬉しい特典かもしれません。

例えば、毎月5万円×12か月=60万円買い物すると、60万円×5%=年間3万円の節約になります。ただし、住宅ローン借入額によって年間の上限が決まっていますのでご注意ください。借入金額2,000万円以上だと年間90万円、借入金額1,000万円〜2,000万円だと年間45万円になります。

新生銀行】 家事代行サービス+病児保育付帯

 共働き世帯数が専業主婦世帯数を上回り、女性の社会進出が進んでいる昨今の現状を反映し、新生銀行で住宅ローンを組むと、家事代行サービスや病児保育を受けることができます。夫婦共働きで小さなお子さんがいるような方には、非常に魅力的な特典かもしれません。

 実際にサービスを利用するには、住宅ローン借入時に配布されるクーポン券を使用します。ただし、住宅ローン借入額によってクーポン券交付枚数が違います。借入額3,000万円以上だと50枚、2,500万円〜2,990万円だと40枚と借入額が少なくなるのに比例して交付されるクーポン券の枚数も減少していきます。

 家事代行サービスは利用1回につきクーポン券1〜3枚、病児保育は1回につきクーポン券2枚(利用時間問わず)が必要です。専門の方に家事を頼み、子どもが病気になっても仕事を休むのが難しいご夫婦には強い味方になりそうです。

いかがでしたでしょうか?住宅ローンを組む金融機関を選択する場合、金利・保証料・事務手数料・繰上返済手数料等を比較するのが前提ですが、上記のような付帯サービスも検討材料の1つに加えてみるのも良いのではないでしょうか?ネット上には様々な情報が溢れていて混乱しやすいと思いますので、自分の味方になってくれる専門家にご相談されることをおすすめします。

長谷剛史
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