住宅購入・新築のQ&Aとアドバイス
住宅瑕疵担保責任保険の検査だけで大丈夫?
Q : 住宅の建築がしっかりされるか心配です。営業マンが、「住宅瑕疵担保責任保険に加入するための検査を受けるので大丈夫」というのは本当でしょうか?
売主などには、主要構造部や雨漏りに関する部分についての10年間の瑕疵担保責任がありますが、資力の問題などでその責任を果たせないことがあります。
そこで住宅購入者を保護することを目的として住宅瑕疵担保履行法によって、新築住宅を引渡すには、保険加入か保証金の供託が義務付けられています。この保険加入が「住宅瑕疵担保責任保険への加入」のことを示しています。
確かに、この保険に加入するためには一定の検査を受けなければなりません。しかし、その検査は3階建て以下の住宅で2回のみであったり、各検査にかける所要時間も10〜30分程度であることが多かったりと細かな検査を十分にしているわけではありません。
どこまでのレベルを求めるかにもよりますが、住宅購入者の立場でしっかりと検査を希望するならば、不動産会社や工務店、ハウスメーカーが依頼する瑕疵担保責任保険などで利用する検査機関ではなく、買主(または施主)が自ら依頼する本当の第三者と言える検査会社を利用することも検討しましょう。
住宅の検査は、その工事に対する客観性が重要であり、検査する会社や人にとってのお客様が不動産会社や工務店、ハウスメーカーであっては立場上の不安があるものですね。
知りたいことが見つからないときはここで検索
ジャンルで記事を選ぶ