建売住宅購入のポイント 〜 一級建築士の実務経験から 〜
建売住宅購入のポイント:はじめに
荒井:
このコーナーでインタビューをするのは、2003年より住宅コンサルティング会社を経営している私、荒井康矩です。第1回目の専門家インタビューのテーマは、建売住宅(分譲住宅)です。建売住宅は、元々、販売前に事業主が設計・建築して住宅を完成させ、出来上がった住宅を購入者が見て購入するものでした。実物を見て判断できるので、一般の方でも購入判断しやすいですね。
しかし、今の住宅市場では、建築中や着工前に販売する建売住宅が主流になっています。クロスを替えたい、キッチンを替えたい、間取りを替えたいといった消費者ニーズに応えることができることと、事業主側も完成在庫を持つリスクを減らすことができるというメリットがあり、これは当然の流れと言えるでしょう。
ただ、未完成で販売する建売住宅は、トラブルの種にもなっています。そこで、建売住宅を購入する際に注意すべきポイントなどについて、多くの建売住宅の診断・検査や購入相談を行ってきた専門家である、一級建築士の石神昭二さんにインタビューします。
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○インタビューに回答する専門家 石神 昭二 (一級建築士) 住宅コンサルティングのアネストで住宅検査・診断を担当 住宅の設計・監理の経験が豊富で、今は住宅購入の相談、第三者の住宅検査・住宅診断(ホームインスペクション)を行っている。建売住宅の購入サポート(診断・検査など) |
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○インタビュアー 荒井 康矩 住宅コンサルティングのアネストの代表者 不動産会社で住宅売買の仕事に従事した後、住宅コンサルティング会社を創業し、数多くの住宅購入相談を実施している。 |
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